ニュースレター

夕顔
(2009年8月号 VOL.97)

毎年ユウガオを育てられている知り合いの方がいらっしゃいま す。
今年もそのお宅ではユウガオが建物一面大きな葉を広げ立派 に育っています。
ユウガオの立派な葉のお陰で涼しい木陰(葉陰?)も出来てお り、地球温暖化防止に一役かっています。
ユウガオはその名の通り夕方から咲き始める花ですが、今回 ユウガオについて少し調べてみますと、ちょっとびっくりしたこと がわかりました。
単に私が知らなかっただけのことかもしれませんが、ユウガオ とアサガオは分類上、全然関係がないそうです。てっきりアサ ガオの仲間だと思っていたのですが・・・。
アサガオはヒルガオ科の植物であり、ユウガオはひょうたんと 同じウリ科の植物で実がなります。
そのユウガオの実をりんごの皮をむくようにひも状に剥いて乾 燥させた食品が、よく巻き寿司などに入っているカンピョウだそ うです。
さて、さらにややこしいのですが、一般にユウガオと呼んでいるアサガオにそっくりな花を咲かせ、夕方か ら咲き始め翌朝にしぼむ花は、アサガオと同じヒルガオ科のヨルガオと呼ぶ植物だそうです。
つまりユウガオとヨルガオはまったく別の植物なのですが、ヨルガオの種を「白花夕顔」として販売されて いることなどもあり、ヒルガオ科のヨルガオが、ウリ科のユウガオという名前で一般に浸透してしまってい るようです。う〜ん、ややこしい。
  (大)


2009/08



   
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