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ニュースレター
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数の子
(2008年1月号 VOL.78)
おせち料理といえば数の子。子孫繁栄の縁起物とされていますネ。
私はあの歯ごたえが好きでつい食べ過ぎてしまいます。
今回は数の子について調べてみました。
イクラはシャケの子、たらこはタラの子、では数の子は?
カズの子ですネ。な〜んて訳はなく、ニシンの子です。
でも、ニシンの語源がアイヌ語でカド(カドゥ)。それが訛ってカズのコ→数の子になったと言われているの
で、カズの子でも間違いではないのです。
数の子は黄色いダイヤとも呼ばれています。黄色いダイヤって以前のニュースレターでも出てきました
ね。
その時はトウモロコシのことでした。
ちなみに食べ物でダイヤに例えられている物として、
青いダイヤ・・・梅
赤いダイヤ・・・小豆、セイコガニの内子
黒いダイヤ・・・トリュフ、ヤマトシジミ、クロマグロ
白いダイヤ・・・日本海の天然塩、トラフグの白子、シラスウナギ
山のダイヤ・・・マツタケ
山菜のダイヤ・・・じゅんさい
などがあります。
さて、北海道を中心に、昭和の初期ごろまで盛んだったニシン漁も1955年ごろを境にして水揚げが激減
し、今ではほとんどがカナダ、アメリカ、イギリス、ロシアなどからの輸入に頼っている状況です。
そして取れる場所によって数の子の味にも違いがあるそうです。
北部太平洋のアラスカ産かカナダ産(太平洋側)のものは海草に産卵するので粘りがあり、噛むとポリポ
リ鳴る上等な数の子になるのに対し、砂地に産卵する北大西洋産は、シャリシャリとした感じで、味つけ数
の子や松前漬けになるそうです。
ポリポリと歯ごたえがおいしい数の子ですが、もともとの卵巣は他の魚と
同様に柔らかく、塩漬けにすることによってはじめて硬くなるそうです。
不思議ですね。
ところで偽物の数の子はシシャモの子を食用セメンダインで形付けており
ますが、歯ごたえは柔らかくほとんど有りません。
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最近日本でも少しずつ水揚げされるようになったそうですが、ニシンの定置網漁をしながらソーラン節が
歌われていた時代のようにたくさん水揚げされるようになると良いですね。
ヤーレンソーラン ソーラン
ソーラン ソーラン ハイハイ
ニシン来たかと カモメに聞けば
わたしゃ立つ鳥 エー波にきけよ
ヤカ、エンエンヤーサーノ
ドッコイショ
アードッコイショ
ドッコイショ ♪
参考:旬マガ「旬の食材図鑑」さんHPより
http://www.shunmaga.jp/zukan/gyokairui/nishin/nishin.htm
(大)
2008/01
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