ニュースレター

うずら卵
(2007年8月号 VOL.73)

 うずら卵にはいろいろな模様がありますが、実は同じうずらからは、ほとんど同じ模様の卵しか生まれな いというのをご存じですか?
 『光和デリカ株式会社』さんのHPによりますと、うずら卵の殻の生成過程で、炭酸カルシウムを分泌す るとき、うずらの卵管には人間でいう指紋のようなものがあるので、個体ごとに決まった模様がつくと言わ れています。
 また、うずらの卵の中には、模様のはっきりしたものと、そうでないものがありますが、これは産卵回数 の差でそうなるようです。模様のはっきりした方は、何度も卵を産んだことのあるうずらの卵で、模様がは っきりしていない方は、まだ卵を産み始めて間もないうずらの卵だそうです。もちろん、味はどちらも同じで す。

 ところでうずら卵を産むのは当然うずらなのですが、ニワトリは知っていても『うずら』ってあまり目にしま せんよネ。うずらってご存知ですか?
うずらはキジ目キジ科に分類され、体長は20cmほどの渡り鳥。特徴は頭が小さくて体が丸く、尾が短い。 からだは褐色の地に黒や白の細かいまだら模様があり、メスは顔が白っぽく、オスは顔が赤っぽいそうで す。
 ウズラは江戸時代に鳴き声を鑑賞する為に家禽として飼育され始めたそうですが、今ではオスは精肉 用、メスは採卵用として飼育されるようになっています。国内の産地としては愛知県豊橋市が最も多く、生 産量は日本一。愛知県だけで全国の生産量の約7割を占めるそうですよ。
 豊橋市の紹介のHPには『そば屋のざるそばには大抵うずらの卵が付いてくる。』と載っていましたが、関 西でもざるそばにはうずらの卵がついています。そういえば関東ではざるそばにうずら卵が付いているの をあまり見かけませんね。
 うずら卵で連想する食べ物といえば、ざるそば以外にも、うずら卵のフライ、うずら卵のベーコン巻き、納 豆、ヤマイモなど色々ありますが、うずら卵には、美容の素であるビタミンB2が鶏卵の約1.5倍も含まれて いるそうですヨ。
ビタミンB2は身体に貯めておけないため、毎日摂取することが大切ですが『過ぎたるは及ばざるが如し』 です。
 
 それを実験で証明している『デイリーポータル』さんのHPアドレスを最後に紹介しておきましょう。ここの HPはとてもくだらなく、だけど面白い、そんな実験を行っては紹介しているちょっと面白いHPです。

 『うずらの卵を嫌いになりたい』http://portal.nifty.com/special05/04/11/

タマゴ関連ということでもう一つ、
 『ゆで玉子でプロポーズする』http://portal.nifty.com/2007/08/09/a/


(大)
2007/08
関連/黒タマゴ

   
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