ニュースレター

バイオエタノール
(2007年6月号 VOL.71)

 私はいつもセルフのガソリン スタンドで給油をしているのですが、先日普通のスタンドで給油している人 よりも2円しか安くなってなかったことを知り、ショックを受けました。(T_T)ガーン
 だって窓拭きもゴミ掃除も見送りも無しで、たった2円の差とは・・・。以前はもう少し価格差があったと思 っていたのですけどネ。
 それにしてもガソリンの高騰は何とかならないものですかねぇ。
レギュラーガソリンなのに140円を超えそうな感じですよ。
この調子で値上がりし続けると、我が家の家計は真っ赤に燃え出しそうです(T_T)
だからといって、ちょっとガソリンを水で薄めて・・・とはいかないですもんね。
でも水で薄める訳ではありませんが、ガソリンにエタノールを混合したバイオエタノールが最近話題になっ ていますね。
 
 今回はそのバイオエタノールについて調べてみました。
バイオエタノール、バイオガソリンって何? 様のホームページによりますと、バイオエタノールはサトウキビ のカスやトウモロコシなどの植物に含まれるグルコースを発酵させて精製するそうですネ。
 バイオエタノールは通常ガソリンと混ぜて使います。ブラジルでは バイオエタノール100%で走る車も 販売されているそうですが、 日本では現在法律で3%までしか混合できないことになっています。
 このバイオエタノールの最大の 特徴はガソリンに混ぜて使用することにより、二酸化炭素の排出量を 削減し、地球温暖化防止に貢献することだそうです。
というのも、京都議定書では、エタノールは二酸化炭素排出量を0と見なす環境対応燃料とされています。
 理由は、植物が育つ時点で吸収された二酸化炭素が燃焼時に排出されるため、大気中の二酸化炭素 の量は増加しないと解釈されるとのことです。
(そんな計算で良いのかしら・・・。)
そして今月1日、農水省は総事業費100億円強を投下して、量産体制の確立を決定しました。これによっ て温暖化に効果を発揮し、将来ガソリン価格の高騰も抑えることができるのでしょうか。

この注目されているバイオエタノールですが、いろいろと問題もあるようで、例えば
・現在のエタノール混合比では、まだまだ石油にほとんどを依存していること。
・バイオ燃料用穀物の自給ができる国は限られていること。
・バイオ燃料の生産に石油が消費され、二酸化炭素が排出されること。
トウモロコシは連作をすると、どんどん収穫量が減るため、新たな耕作地の確保による森林の乱開発が おき、環境破壊が世界で広がっていること。
・バイオ燃料用穀物の生産への急激な転化により、安価な穀物価格の急激な上昇、関連商品の価格上 昇が 起こり、それによって世界では飢え苦しみ、生命の危機に見舞われようとしている人々が増えてい るそうですから、単に石油依存率が減る、環境に良いエコ燃料だと安易に喜ぶのは先進国のエゴなのか もしれませんネ。
 やっぱりトウモロコシは焼いて食べるのが一番ですヨ。(笑)

  参照:『バイオエタノール、バイオガソリンって何? 』様 HP
(大)
2007/06

   
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